
今回の記事はSさんの投稿です。
引越しは、日々の仕事に加えて、住民票の移し替えや荷造り、掃除と本当にやることが多くて大変ですよね。
気付けば引越し当日で、すっかりゴミ出しを忘れていたなんて話をよく耳にします。
引越し当日までにゴミの捨て忘れがあると大量のゴミを新居に持ち運ぶことになってしまいます。さらに、生ごみなんて持ち運んぶことになってしまっては、新居が異臭に包まれてスタートなんてことになりかねません。
小さいとはいえ、強烈な臭いを放つ生ごみを見て、
「こんなはずじゃなかったのに」と後悔することは目に見えています。
しかし、引越し当日までに、ゴミを一つも残さず処理出来ていたら、
クリーニング仕立ての新居の香りに包まれながら「引越してきたな」と清々しく新生活をスタート出来ます。
そこで今回は、引越し当日までにゴミを残さないたった4つのステップをご紹介します。
さらに、引越し当日に捨て忘れたゴミの対処法も併せてご紹介しますので、
ぜひ、ご参考にしてみてください。
当日までにゴミを残さない4つのステップ
引越し当日までにゴミを残さない為には、段取りがとても重要です。
たった4つのステップをご紹介します。
- ゴミの種類別に異なる回収曜日を確認する
- いつまでにどの種類のゴミをまとめておけばよいか確認する。
- 家電の引き取り申し込みをする
- 粗大ごみの処分方法を決める
ひとつずつ解説していきます。
ゴミの種類別に異なる回収曜日を確認する
燃えるゴミ、資源ごみなどは普段から毎週ゴミ捨てを行っていて把握している方も多いかと思います。しかし、引越し時は普段捨てないゴミも多く出ます。小型家電や粗大ごみなどの回収日も確認しておきましょう。
引越し当日までのゴミ最終回収日を確認する
いつまでに、どの種類のゴミをまとめておけば良いのか確認しましょう。
引越し当日は忙しくなるので、前日までに全て捨ててあるのがベストです。
また、1度に大量のゴミを出すと近所に迷惑になってしまう場合もあるので、2週間に渡って捨てられるようにしておきましょう。
家電の引き取り申し込みをする
家電リサイクル法により対象品目になっている家電は、製造業者に引き取ってもらうように決められています。
リサイクル法対象の家電は以下の4つです。
- テレビ
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
新しく買い替えの場合は、購入したお店で引き取り依頼をしましょう。
また、処分のみの場合は、購入した店舗に引き取ってもらいます。
購入したお店を忘れてしまった場合もありますよね。
その時は、自治体によって、処分方法が異なりますので、自分の住む自治体のHPを確認することが必要です。
引越し前に粗大ごみの処分方法を決める
粗大ごみの規定は、地域によって異なります。ある地域ですと1辺が1m以上のものとしている場合や、30cm以上のものとしていたりします。
そこで、まず自分の住む自治体の粗大ごみの規定を確認しましょう。
該当する粗大ごみがあった場合は、処分方法を決めます。
処分方法は主に3つあります。
- 自治体の粗大ごみ回収サービス
- 不用品回収業者、引越し業者を利用
- リサイクルショップやインターネットで売却
引越し当日までにゴミを残さない4つのステップをご紹介しました。
私は以前、計画性が全く無かったので、引越し当日に大量のゴミを処分し忘れていた経験があります。当日になって捨てていない事に気付き、慌ててゴミ出しに。
しかし、その日は、燃えるゴミの日で大量のペットボトルやら空き缶を捨てられず、新居に持ち込む選択をしました。
新居で大量のペットボトルを見て、「余計な物まで持ってきてしまった」と後悔。
さらに、新居では、荷物の開梱や新調した家具の組み立てで、部屋がゴチャゴチャの状態。
綺麗な部屋でしたら、あまり気にならなかったかもしれませんが、少しでもスペースが欲しかったので、大量のペットボトルを眺めて、
「あのスペースがあれば」と悲しい気持ちになってしまいました。
引越し後の部屋は、開梱や家具を移動したりと出来るだけスペースが必要です。
そのため、無駄なスペースをとるゴミは持ち込みたく無いですよね。
ご紹介した4つのステップを踏んで、
前日までにゴミ処分を終わらせておくことをおすすめします。
ゴミの分別と回収方法一覧
引越し時は、様々な種類のゴミを分別する必要が出てきます。普段出ないゴミに、
「これって、どこに分別すればいいんだっけ」と頭を抱える事も多くありますよね。
そこで、分別方法と回収方法をご紹介します。
地域によってルールが異なりますが大まかに別けてご説明したいと思います。
分別していないと、ゴミ収集業者が持って行ってくれない場合もありますので、しっかりと確認しておきましょう。
自治体が無料で回収してくれるゴミ
燃えるゴミ
生ごみ、汚れた紙屑、靴、カバン、ぬいぐるみ等
回収方法)週に2~3回、自治体の指示した袋に入れてゴミ収集所に持ち込む
燃やせないゴミ
陶器、金属製品、ガラス、CD等
回収方法)一か月に数回、自治体が指定した方法でゴミ収集所に持ち込む
資源ごみ
古紙類
回収方法)種類ごとに分類して紐で縛り、ゴミ収集所に持ち込む。引越しに使用した段ボールは、引越し業者が回収してくれる場合もある。
ビン類、缶類、ペットボトル類
回収方法)蓋とラベルを剥がし、中身を洗って、種類別にゴミ収集所に持ち込む
発泡スチロール
回収方法)週に数回、まとめてゴミ収集所に持ち込む。自治体によって、不燃ごみに分類される事もある
有害ゴミ
乾電池、電球等
回収方法)家電量販店に持ち込む。または、危険と書いた袋にまとめてゴミ収集所に持ち込む
自治体が有料で回収するゴミ
粗大ごみ
ベット、椅子、突っ張り棒、ソファー等。自治体によってサイズに規定有り
回収方法)自治体の粗大ごみ回収サービス、不用品回収業者、引越し業者を利用、リサイクルショップやインターネットで売却
以上は、あくまで一般的な分別方法です。
住む自治体によって分別のルールが異なりますので、住む自治体のHPで確認してみましょう。
分別方法が分からないままゴミを分別すると、ゴミ収集車に引き取ってもらえず、ゴミ収集所に置きっぱなしの状態になってしまいます。
すると、近所の人に迷惑がかかり、顔を合わせた時に、
「ちゃんと分別してよね」と注意されるかもしれません。
「あれ、分別したはずのに」と理不尽に注意されたと勘違いしてしまい、ご近所さんとの仲も悪くなってしまいます。それは、悲しすぎますし、住みにくくなってしまいますよね。
そこで、分別ルールは自治体のHPで確認して、正しい方法で処分しましょう。
引越し当日に捨て忘れてしまったゴミの対処法3選
どうしても、毎日が忙しすぎてゴミを捨て忘れてしまい、引越し当日を迎えてしまうこともあるかと思います。私の身の回りでもよく耳にしますし、私自身も経験があります。
捨て忘れたゴミの存在を引越し当日になって思い出すと、「あ。」と血の気が引き、慌てしまいますよね。
そこで、引越し当日に捨て忘れたゴミの対処法3選をご紹介します。
- 新居に持ち込む
- 自治体の焼却場に直接持ち込む
- 回収業者に依頼する
一つずつ詳しく解説致します。
新居に持ち込む
捨てることを諦めて、新居に持ち込むのも一つの手です。
引越し業者に頼めば、トラックで運んでくれます。自分で運ばなくて済むのは、嬉しいですよね。
注意しなければいけない点は、追加料金が発生する場合があることです。
ゴミの引越し荷物として扱われるので、引越し料金の対象になります。
とはいえ、自治体に運ぶ手間や、回収業者に依頼する手間と比べると、お願いするだけですので、一番簡単な方法と言えるでしょう。
自治体の焼却場に直接持ち込む
住む自治体の焼却場に、自分でゴミを持ち込む方法も有効です。
保険証や免許証で、そこの地域に住んでいることを証明出来れば受け付けてもらえます。
ただし、土日は営業していない場合もありますので、注意しましょう。
また、料金も自治体によって異なります。無料のところから数百円かかる自治体まで様々ですので、確認してから行くことをおすすめします。
回収業者に依頼する
ゴミの量が多かったり、家電を新居に持っていきたくない場合は、回収業者がおすすめです。
自治体では受け取ってくれないゴミまで対応し、家まで引き取りに来てくれます。
また、24時間受付している業者も多いのも魅力です。
ただし、自治体を比べて費用がかかります。
家電は5000円、寝具は8000円と比較的高めに料金設定されています。
とはいえ、自分で運ぶ手間も省ける事を考えると、引越し当日にゴミ出しが間に合わなかった時の強い味方ですよね。
以上、当日捨て忘れたゴミの対処法をご紹介しました。
私自身、引越し当日にゴミを捨て忘れていた経験があります。
朝から、どうしたらいいか分からず、一瞬、そこらへんに捨てちゃおうかなと考えるほど焦っていました。(笑)
引越し業者のスタッフさんが荷物を全て積み込んだタイミングで焦っている私をみて、
「一緒に運びましょうか」と声を掛けてくれたんです。
その瞬間、本当に朝から悩んで泣きそうになっていた私の気持ちがパッと晴れて、有難い気持ちでいっぱいに。さらに、無料で運んでくれるとの事で、心から感謝に気持ちでいっぱいになりました。
引越し当日、ゴミの捨て忘れた時、とても焦りますが、
対処法さえ覚えておけば、問題ありません。
ゴミの種類や量によって、引越し業者に運んでもらうか、自治体の焼却場に持ち込むか、回収業者に依頼するのが良いか選ぶようにしましょう。
不法投棄している回収業者の見分け方
自治体で受け取ってもらえないゴミまでも、引き取ってくれる回収業者ですが、中には悲しいことに悪質な業者も存在します。
日本では、
自治体の許可や受託を受けずにご家庭のごみを回収業者が収集することは認められていません。環境省HPより引用
無許可の業者に依頼してしまうと、自分の荷物が正規な処理を受けずに、そこらへんの山や海に不法投棄される恐れがあるんです。
よくニュースで、不法投棄されて汚れたしまった山や海が問題になっていますが、その中に自分の使っていた物があったら、「えっ、あれ私の物かもしれない」と驚くと同時に、まるで自分が不法投棄した気分になって、悲しくなりますよね。
では、許可を受けている業者と受けていない業者を、どのように見分ければ良いのでしょうか。
許可を受けている業者は、一般廃棄物処理業の許可という許可を自治体から受けています。
そこで、業者のHPを確認することをおすすめします。HPが存在しなかったり、所在地が明確でない業者は避けたほうが良いです。
さらに、注意いなければいけないのは、産業廃棄物処理業の許可、古物商の許可と書かれている業者です。
産業廃棄物処理業の許可、古物商の許可は、全く関係のないものですので、気を付けましょう。
一般廃棄物処理業の許可を受けている業者だけが、一般家庭からゴミを回収することを許されています。
まとめ
引越し当日までにゴミを残さない捨て方と残ってしまったゴミの対処法をご紹介しました。
- ゴミの種類別に異なる回収曜日を確認する
- いつまでにどの種類のゴミをまとめておけばよいか確認する。
- 家電の引き取り申し込みをする
- 粗大ごみの処分方法を決める
さらに、併せて引越し当日に残ってしまったゴミの対処法もご紹介しました。
- 新居に持ち込む
- 自治体の焼却場に直接持ち込む
- 回収業者に依頼する
引越し当日までは、やることが多くて忙しい日々が続きますよね。
そこで、今回紹介した4つのステップを踏んで、ゴミの捨て忘れを防止しましょう。
さらに、引越し当日に残ってしまったゴミの処分方法もご紹介したので、焦らずに引越し当日を迎えられること祈っていますね。