
今回の記事はPさんの投稿になります。
多くの人が一度は経験したことのある「引越し」 いざ引越し作業が終わり、新生活がスタートするときに「大事なものが無い」 なんて悲惨な経験をした人も多いのではないでしょうか。
私は当時付き合っていた彼女と同棲を始めるときに引越しをしました。
そして不幸にも、「初めて2人で撮影した写真」が入っている写真立てを作業中に紛失してしまったのです。
彼女は激怒し、1ヶ月間全く口を聞いてくれず悪な新生活のスタートだったことは、今となっては良い思い出ですが、「引越しの際に荷物を紛失する」リスクは皆さんにもあります。
最高にハッピーな新生活をスタートさせるために、誰にでもできる荷物紛失トラブルの対処法を5つ紹介します。
目次
引越し業者に対応・保証してもらう
荷物を紛失した際、引越しを依頼した業者に荷物を探してもらうか同等の物を保証してもらいましょう。業者により保証内容や保証期間など違いはあります が、誰でも知っている引越し業者であれば大抵の場合保証があります。
大手引越し業者の保証内容や保証期間は?
「保証期間が過ぎてしまった」、「これは保証してもらえないのか」 といったことが起こらないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。下記の大手引越し業者別の内容・期間のリストを参考にしてみてください。
業者名 | 保証内容 | 保証期間 |
サカイ引越センター | サカイ引越センター 代替品にて対応 ※業者過失の場合のみ | 引越し完了後1ヶ月以内 |
ハート引越センター | 記載事項確認できず | 記載事項確認できず |
アーク引越センター | アーク引越センター 上限1200万円まで保証 ※外的要因によるものに限る | 荷物の積み込み時から引き渡し完了まで |
アリさんマークの引越社 | 記載事項確認出来ず | 記載事項確認出来ず |
全ての引越し業者で確認することはできなかったですが、気になる方は記載事項がなかった業者にも直接電話などで問い合わせてみましょう。
引越し業者の対応が悪い場合の対処法
引越し業者によっては、対応が悪いハズレ担当者にあたってしまった方も多く居るかと思います。
「お金払って頼んでるんだからしっかり対応してくれよ」と思わず叫びたくなるほど強いストレスを感じちゃいますよね。
入居早々強いストレスを受けると、日々の仕事で絶対しないようなうっかりミスをしてしまったり、家事育児では余裕がなくなり、些細なことで子供に怒ってしまうこともあり、家庭がギスギスしてしまうみんながツラい思いをしてしまう原因につながりかねません。
また、ネットを調べてみると、対応が悪いなどの口コミもネット上にたくさん書いてありました。
- 電話がつながらない
- 折り返しがない
- 「現在荷物の捜索中です」と言われ、何週間も連絡がない
- 電話越しの態度が悪い
上記のような放置プレイや雑な対応をされたら誰でも嫌になりますよね。
そんなときは対応業者の本社や、専用窓口に相談してみましょう。
「最短で解決したい」「時間がない」といった人には超絶おすすめの方法です。
引越し業者標準運送約款を知っておこう
引越し業者は見積時に「引越し業者標準運送約款」を提示しなければなりません。
簡単に説明すると、何かトラブルがあった際に消費者を守るためのルールブックのようなもので、「引越し業者はちゃんとルールを守ってね」ということが書いてあります。
保証期間について書いてある項目があったので、お伝えしておきます。
引越し業者標準引越運送約款 第25 条 荷物の一部の滅失又はき損についての当店の責任は、荷物を引き渡した日から三月以内に通知を発しない限り消滅します。
標準引越運送約款 より引用
このように記載されているため、3ヶ月後に業者へ相談しても
「え、もう3ヶ月以上経ってますけど」
と言われ、保証期間外になってしまう可能性があります。
逆に荷物紛失保証がなく対応が悪い業者に対しても、 「標準引越運送約款に沿った対応をしてください」と伝えることで、しっかりとした保証・対応を受けられるケースがあるので、頭に入れておきましょう。
消費生活センターに相談しよう
引越し業者に相談する以外にも、トラブルを解決してくれる場所があります。 相談できる場所は多い方がいいですもんね。
引越し業者に相談しても返事が来ず、モヤモヤした気持ちのまま時間を過ごすくらいなら、気持ちを切り替えて早く解決することを第一に考えましょう。
消費生活センターとは?
「消費者生活センター」とは、国民生活センターという独立行政法人が運営する窓口です。
簡単に説明すると生活していて何か困ったことがあったら相談できる場所になります。
消費生活センターには専門の相談員がおり、もちろん荷物紛失トラブルに関しても相談できます。
電話一本であなたの悩みに寄り添って解決してくれるので、困りごとをまずは話してみましょう。
引越し業者は「引越しのプロ」、消費生活センターは「生活に関する相談のプロ」なので、困ったことはプロに任せてしまいましょう。
引越し業者に荷造りを依頼し、紛失リスクを減らそう
引越しの際、一番大変なことって「荷造り」ではないでしょうか。時間も掛かるしやりたくないのが本音だと思います。しかし、面倒くさいことが最も重要です。
しかし、荷造りをなんとなく適当にしてしまうと荷物の紛失リスクは爆上がりします。 準備をしっかりしなければ、そもそも荷物を紛失したことに気づかず必要な時になくした事実に気づき大慌てなんてことに。
ですが、中には仕事が忙しく荷造りの時間がない人や妊娠していて思うように体が動かせない妊婦さんなど、荷造りに時間を割けない方もいるかと思います。 そんな方におすすめなのが、引越し業者の「荷造りサービス」です。
引越しのプロに任せることによって紛失のリスクも減り、荷造りにかかる時間もなくなるので、非常におすすめの方法です。
荷造りサービスとは
荷造りサービスとは、引越しする際に自分で行わなければならない「荷造り」 を引越し業者が代わりにやってくれるオプションサービスです。
基本的な引越しプランには含まれていないことが多く、金額が上がってしまうので、引越し予算と相談して依頼するかどうかを考えましょう。
荷造りサービスの内容
みなさんが一番気になるであろう「具体的内容」について説明します。 内容について簡単にまとめてみたので参考にしてください。
- 荷造り
引越し業者が代わりに荷造り作業をしてくれます - 家具梱包
寝具や家電などの壊れやすいものを梱包してくれます - 搬出
荷物をトラックに積み込みます - 輸送
積み込んだ荷物を専用のトラックで運びます - 養生
搬入の際床や壁が傷ついたりしないように保護します - 搬入
新居に荷物を運び入れます - セッティング
荷物を指定した場所にセッティングしてくれます ※このときに荷物の忘れ物がないか確認があるので、しっかりチェック - 資材回収
引越しの際に余った資材を後日回収してくれます
といった感じで引越しに関することは全てお任せ出来て、荷物の確認作業も しっかりとやってくれます。紹介した業者以外にも同様のサービスをしている ところもあるので、探してみてください。また、金額が気になる方は一度見積もりをしてみましょう。
業者に任せることで、空いた時間にご近所への挨拶回りが出来たり、生活用品を揃えに行く時間に使えたりするので、とても便利なサービスですね。
荷物リストを作成しよう
自分で荷造りをする際大切なのが荷物リストを作ることです。 荷物の数を正確に把握しておくことにより、引越し後の荷解きが楽になりますし、荷物の紛失にもすぐに気づくことができます。
「引越し作業の段取りだけでもめんどうなのに、リストまで作るのはめんどくさすぎるでしょ」
と思ったそこのあなた。めちゃくちゃわかります。私も引越しの時は手間だから作らなかった口です(笑)
色々なサイト等で作り方について触れていますが、手順がたくさんあり、時間が掛かるイメージですよね。 そんなあなたに簡単にサクッと作れちゃうリストの作り方をお伝えします。
荷物リスト作成方法
ここでは、具体的にリスト作成方法について順を追って説明していきます。
- 紙とペンを用意する
- 梱包する資材を準備する
- 梱包する
- 梱包でまとめた個数を紙記入する
梱包時には内訳を把握するために小物から順に梱包していきましょう。
このときダンボールに「何が入っているか」、「個数」を記入しておくと、荷解きするときに分かりやすいです。
また、併せてダンボールにいれた箱の個数などをまとめて紙に書き、外から「全部で荷物がいくつあるのか」まで把握できるようにしましょう。
「ダンボール15個、プチプチ6個、袋類10個 計31個」など
※合計数を記入することで、搬入後リストと照合して数の確認ができます。
要するに、「荷物としてまとめたものをリスト化する」これだけです。簡単ですね。
これをするかしないかで荷物の紛失リスクは大きく変わってきます。 丁寧に細かくやる必要はないので、是非やってみてくださいね。
まとめ
さて、ここまで色々な引越し荷物トラブルに関する対処法を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
- 困ったことは引越し業者や専門の機関に相談する
- プロに任せることで紛失リスクを減らす
- 自分で対策できることはしっかり対策しよう
この3つのことを意識してもらえれば、あなたの引越しに対する不安は少なくなることでしょう。
事前準備をしておけば、空いた時間に愛する家族と過ごす時間が増えたり、大好きな趣味に楽しんだりできます。あなたの大事な時間が有意義なものになりますように。