
今回の記事はNさんの投稿です。
どれだけ気をつけていても、うっかり物を紛失してしまうことがありますよね。
私は年に何回もモノをなくしています。
スマホ、財布、靴下の片方、など、それは数え切れないぐらいに。
特に、自転車の鍵については、過去に10回もなくしています(笑)
しかし、自転車ならまだしも、家の鍵を紛失したとなると一大事ですし、それが引越し前だとなおさらです。
特に賃貸だと鍵は大家さんの持ち物なので、余計な迷惑までかかってしまいます。
「家に帰って来たけど、鍵が見つからない」
「明日が引越しなのにうっかり鍵をなくしてしまった」
「鍵をなくしたけど、大家さんに言うと交換料金取られるからこっそり作っちゃえ」
そんな問題が起こったとき、放置したり、勝手に鍵業者に依頼したまま放置しておくと、いざ引越しとなった時にトラブルになったり、最悪の場合犯罪に巻き込まれてしまうことも。
これらを防ぐためには、正しい対処法を知ることが大事です。
今からご紹介する5つの手順を守ることで、トラブルのリスクを減らすことができます。
目次
まず深呼吸して落ち着く。
まずは冷静になりましょう。
「鍵をなくしたのに冷静でいられるか」と、思う人もいるでしょう。
私もすぐ焦るタイプの人間なので、その気持は痛いほどわかります。
ですが、焦っても良い事は一つもありません。
人間は焦ってしまうと判断力が鈍り、心拍数が上がり汗もかきます。
このような心身の変化が、さらなるトラブルやミスを招くこともあるでしょう。
緊急事態の時こそ、冷静な判断が必要です。
まずは深呼吸をして、心を落ち着かせましょう。
身の回りをもう一度探して、今日を振り返ろう。
冷静になれたら、次は改めて身の回りを探してみましょう。
なぜなら、意外な見落としがあり、思わぬ所から鍵が出てくる可能性があるからです。
私は小学生の時、学校で家の鍵をなくしたことがありました。
放課後の帰り道で気づいた私は本気で焦り、「もう家に帰れないんじゃないか」と、半泣きになりながら友達やご近所さんに助けを求め、総出で探してもらったんです。
しかし、ふとズボンの後ろポケットを漁ってみると、
「あ。」
普通に鍵が出てきたのです。
その後、みんなに謝り倒したことは言うまでもありません(笑)
恥ずかしい反面、ちゃんと確認しておけばよかったと後悔したのを覚えています。
こんなケースもあり得ますので、もう一度身の回りをしっかり探してみましょう。
下記のリストは、私の経験的に鍵がありそうな気がする場所の候補です。
参考にして、もう一度探してみて下さいね。
- 衣服のポケットの中(コートやズボンのすべてのポケット)
- バッグの中(普段使わない小さな収納部もチェック)
- 車の中(死角が多いので、もう一度しっかり探してみましょう)
- 自転車のカゴ
- 下駄箱の周り
それでも見つからなければ、今日1日の行動を振り返って書き出して見ましょう。
最後に見た記憶がある時点から後に行った場所をリスト化し、思い出しててみましょう。
例えば、
- 7:00 家を出た
- 7:30 電車に乗った
- 8:00 職場に到着
- 17:00 職場を出た
- 17:30 電車に乗った
- 18:00 コンビニに寄って帰宅
こうやって見ると、この日だけでも探すポイントがいくつかありますね。
職場や学校、コンビニや駅などへはすぐに電話を入れるか、自ら出向いて探すといいでしょう。
この時に注意してほしいのが、鍵をなくしたことや、現在の状況を絶対にSNSに書かないでください。
やむを得ず友達の家に逃げ込んだり、ネカフェやホテルなどに泊まることがあるかもしれませんが、
このような情報をネット上に投稿すると、空き巣被害に遭う可能性があります。
不安な気持ちを周囲に共有したい気持ちもすごく理解できますが、
ここは抑えて安全を優先しましょう。
「見つかる可能性のある場所候補」が生まれるだけでも、ちょっとだけ
希望が出て心が落ち着きますし、気が休まるので、まずは今日1日を振り返ってみましょう。
交番に行き、遺失届を出す
くまなく周りを探しても見つからないと、
「もういいや、鍵屋さん呼ぼう」と考えてしまいがちですよね。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
1度警察に頼ってみましょう。
ダメ元でもいいので、最寄りの交番に行ってみて下さい。
もしかすると、鍵が届いているかもしれません。
というのも、私は過去に財布も落とした時、前述したリストを作ったり、
実際に探し回ったものの見つからなくて絶望した事があったんです。
最後の望みとともに交番に立ち寄ったら、奇跡が。
ありがたいことに、財布が届いていたんです。
この時現金が数万円ほど入っていたこともあり、戻ってきたのが嬉し過ぎて、
帰り道でスキップしてしまったほどです(笑)
僕の場合はたまたま届いていたのでラッキーでしたが、もし届いていなくても
遺失届を出すことで、後日見つかったら連絡してくれます。
そう思うと少し安心できますよね。
下記の項目は遺失届を書く際に必要な項目です。
遺失日時や遺失場所は、あらかじめメモしておくと便利です。
- 名前
- 住所
- 連絡先
- 遺失日時(鍵を最後に見た日時)
- 遺失場所(なくしたと思われる場所、電車に乗ったなら駅名も)
- 物品の特徴 (鍵のメーカーや、キーケースのブランドなど)
また、近くに交番がなかったり、すぐに警察に行けない時は、
管轄の警察署へすぐに電話しましょう。
一時的に電話で受け入れてくれる場合もありますよ。
あと、警察庁のHPに遺失物が公表されているので、こちらもご活用下さい。
いくつか紹介させていただきましたが、「どうせみつからないよ」と決めつけるのではなく、
いずれの手段でも大丈夫なので、必ず一度はダメ元でもいいので警察に頼りましょう。
鍵業者を呼ぶ前に、大家さんに連絡する。
遺失届を提出できたら、次はどうやって自室に入るかです。
翌日に仕事や学校がある人はもちろん、引越しを間近に控えたタイミングで自室に入れないとなるとかなりのピンチです。
しかし、ここは焦る気持ちをぐっとこらえて、管理会社や大家さんに連絡しましょう。
自己判断で部屋の鍵を変えたり、スペアキーを作ってはいけません。
拾った鍵で空き巣に入られたり、放火されるかもしれません。
そうなると、大家さんや管理会社、近隣の住民にまでトラブルの範囲が広がります。
「もうめんどくさいから、中にある合鍵を使ったらいいや」
と、大家さんに伝えないでいると、引越し時に違約金が発生したり、
賃貸契約の義務違反により退去を求められることもあります。
他人から借りたものをなくしちゃったのは自分なので、
黙っているのもバツが悪いですからね。
正直に謝って楽になりましょう(笑)
正しい手順を守って対処することで、
大家さんとのいざこざもなく部屋に入ることができます。
まずは大家さんに電話して、繋がらなければ管理会社をあたってみましょう。
そこで指示をもらったら、次に進みましょう。
実は、大家さんによって様々な対応があるので、
しっかり指示を聞くことが大事です。
大家さんが合鍵を使って開けに来てくれたり、
大家さんが鍵業者、鍵交換サービスを提供してくれる場合だと、
連絡した後は待つだけです。
一応、費用があなた負担になるか、いくらくらい掛かるかを
ざっくりでもいいので聞いておきましょう。
鍵の紛失の場合は、ほとんどが借主(住んでいる人)負担になります。
大家さんも管理会社も連絡がつかない場合や、
自分で鍵業者に依頼するように言われた場合は、
あなたが鍵業者を探さなければいけません。
以上を踏まえ、自己判断で行動する前に必ず
管理会社や大家さんに連絡するようにしましょう。
鍵業者を選ぶ
さて、ここまで散々探し回って、電話もかけて謝って、クタクタになり辛いですよね。
しかし、あとほんの少しで完了なので、もう一踏ん張りです。
最後は鍵業者に鍵の交換を依頼していきます。
「鍵業者なんてどこも一緒だろうからどこでもいいや」
と考えがちですが、思考停止で依頼するのは危険です。
鍵業者と一口に言っても、中には悪質な業者も存在します。
施工が適当だったり、その上ぼったくられた、なんてケースも存在します。
逆に、サービスが良質な業者と出会えると、お金が浮くだけでなく、
質の良い鍵と交換して、今まで以上にセキュリティを強化できます。
でもいろんなサイトを見ても、どれが良いかなんてわからないですよね。
しかし、知っておくだけで、良質な業者を見分けれるようになる3つのポイント
があるのでご紹介します。
良質な鍵業者を選ぶために知っておきたい3つのポイント。
丁寧な電話対応
業者の仕事に対する気持ちが見えるところなので、意外と大事なポイントです。
電話をかけた時の対応が丁寧な業者は、教育が行き届いてる証拠です。
スタッフの態度が悪いと、こちらからしても依頼したいとは思えませんもんね。
わかりやすい料金体系
料金表を見て、その料金の中に出張費や作業費が含まれているか、
しっかりと表記されているかチェックしましょう。
わからなければ電話で直接聞いてしまうのもいいですね。
料金が不明瞭なまま依頼し、後になって高額な請求をされないためにも、ここは慎重に。
充実したアフターフォロー
万が一、修理後に調子が悪くなったり、再度修理しないと行けない場合
満足のいくアフターフォローがあるか確認しておきましょう。
大体2週間から3週間ほどのメンテアンスフォローがあれば安心です。
また、業者が鍵を壊してしまったときのために、
保険が設けられているかも調べておくと良いですね。業者を選ぶ前に、大家さんに鍵は交換したほうが良いかを聞いておきましょう。
鍵業者へ依頼する際の補足
鍵交換は義務ではないですが、
私の意見としては、防犯のためにも交換は必須だと思うので、
引越しの直前かどうかに限らず、大家さんに「交換しました」と声をかけておきましょう。
また、賃貸を契約した際の火災保険に、
鍵交換の保障が付与されている場合もあるので必ず調べましょう。
最後に、鍵に限らずなくし物を探せる便利ツールを紹介してくれている動画を貼ったので、
よければ参考にしてください。
これは、スマホで鍵の位置情報を見れるようにするツールです。
「もう二度とこんな思いはごめんだ」という方は是非チェックしてみて下さいね。
まとめ
- 間違った行動を防ぐためにも、冷静になる。
- 落ち着いた上で改めて周りを探す。
- 交番に言って遺失届を出す。
- 大家さんに連絡し、指示を待つ。
- サービス内容や料金に気をつけて、鍵業者を選ぶ。
人生において、家の鍵に限らず、モノをなくすリスクとは常に隣り合わせです。
それを防ぐのも大事ですが、なくなってしまった時に
「どう対処するか」を知っておくと、見つかる希望が生まれるだけでなく、
最悪の自体も未然に防ぐ事ができます。
今回お話した内容を知っているだけできっと、また部屋に戻れることでしょう。
5つの手順を確認しながら、くれぐれも落ち着いた行動を心がけてみて下さいね。