引越し当日までに必読!冷蔵庫の電源オンオフの正しいタイミングは?

今回の記事はSさんの投稿です。

 

「冷蔵庫って電源いつ切ればいいんだろう」「電源ってすぐに入れても良いんだっけ」と引っ越し時の冷蔵庫の取り扱いって、分からない事だらけですよね。

 

いろいろなサイトで調べても
「電源を入れるまで10分は待ちましょう」
「1時間は電源を入れるまで待ちましょう」等、情報にばらつきがあり、「一体どれを信じればいいんだ」と悩まされてしまいます。

 

だからといって、何も気にしないで、電源を入れたり切ってしまうと冷蔵庫の故障の原因に。

 

引っ越し時は、引越し業者の費用やクリーニング代等でただでさえ出費が多いのに、故障の為に新品の冷蔵庫を買う羽目になってしまっては、キラキラの新生活が貧乏生活からのスタートです。

 

「なんで、しっかり調べなかったんだろう」と後悔し、悲しさでいっぱいになってしまいますよね。そんな新生活のスタートをきらない為にも、冷蔵庫の電源のON/OFFの正しいタイミングをしっかりと把握しておきましょう。

 

今回は、引越し時の冷蔵庫の電源オンオフのタイミングを解説致します。
さらに、引越し前日までの冷蔵庫の準備も併せてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。

 

冷蔵庫の電源を切るタイミングは、引越し当日でもいいの?

引っ越し時、「冷蔵庫って、いつ電源切ればいいのかな」「前日って聞いたことあるけど、直前では駄目なのかな」と悩むことありませんか。

 

私も、以前は家電に詳しかったわけではなく、悩んだ経験があります。

 

結論からお伝えすると、冷蔵庫の電源を切るのは、引越しの前日に行うのが必須です。なぜなら、「霜取り」「水抜き」をする必要があるからです。

 

霜取り、水抜きを行わないと、運搬中に霜が溶けて水漏れをし、冷蔵庫の故障の原因になります。

 

通常は、冷凍庫内の霜以外に、見えていない冷蔵庫内部のパイプ等にも霜がついているので、霜が溶け切るまでに必要な時間は”15時間”と言われています

 

だから、水漏れ対策の為に、前日に電源を抜き、霜取り、水抜き作業を終わらせておく必要があるんです。

 

私は、霜取りは行っていたのですが、水抜きをいう作業を知りませんでした(笑)
「霜取りも終わったし、電源を抜くのは引越し直前で大丈夫でしょ」という気持ちで、引越し直前まで冷蔵庫の電源を入れてしまっていたんです。

 

引越し業者が来る直前に電源を切りましたが、時すでに遅く、引越し途中で内部の溶け切れていなかった氷が水漏れし、冷蔵庫は故障。

 

「霜取りもして完璧だと思っていたのに。」と、とても悲しくなりました。また、お金もほとんど無かった為、次の給料日までは冷蔵庫が買えず、冷たい飲み物もコンビニまで行かなければ手に入らないという苦しい生活が待ち受けていたのです。

 

そんなツラい経験をしない為に
  • 引越しを午前中にするなら、前日の夕方に電源を切りましょう。
  • 引越しを午後は前日の夜中までに電源を切りましょう。

引越し前日までに準備しておくべきこと4選

「電源は切ったけど、霜取り、水抜きってどうやってやるの」
「もしかして、前日までに準備することって、他にも沢山あるんじゃないの」と不安に感じるのではないでしょうか。

 

そこで、引っ越し前日までに終わらせておくべき冷蔵庫の準備を明確にしておきましょう。

冷蔵庫の中身の整理

まず、前日までに、冷蔵庫の中身を空っぽにす必要があります。

 

しかし、引っ越し前日になって、冷蔵庫の中に大量の食材があったら、
「捨てるのも勿体ないし、だからといって、さすがに生鮮食品は運べないよなー」と悩んでしまいますよね。

 

せっかく買った食材を食べずに捨てるのは、気が引けますし、お金を払っているので勿体ないと感じてしまうものです。

 

そこで、事前に生鮮食品は引越しの二日前までに消費できる量だけ購入にしましょう。

 

何も考えていなかった私は、タイミング悪く引越しの3日前に大量の卵を購入してしまい、引越し前日に冷蔵庫の中身を整理しようとした時、大量の卵が余っている事に気づきました。

 

そして、貧乏性の私は、「さすがに卵は運べない、でも、捨てるにも勿体ないわ」と思い、大量の卵を全て茹ででゆで卵にし、引っ越し前日の晩にひたすら卵を食べ続け、気持ち悪くなってしまったんです。

 

大好きだったはずのゆで卵が一夜にして嫌いになってしまい、
「もう少し引っ越しまでの期間を考えて買い物や料理しておけば良かった」と後悔でいっぱいになりました。

 

食材を無駄にしない為にも、大量に消費しないといけない苦痛をしない為にも、生鮮食品は事前に引越しまでの期間を考えて献立を組んで購入した方が良いです。

 

では、調味料や保存が効くものはどうすれば良いのでしょうか。

 

調味料等の保存が効くものは、梱包し保冷バックやクーラーボックスを活用しましょう。

 

調味料等の保存の効くものは、運搬して問題ないです。さらに保冷バック等を活用すれば、気温が高い夏場でも冷たいまま移動出来るので安心ですよね。

 

ただし、蓋の締め忘れや梱包には注意しましょう。
中身が漏れだしたり、容器が破損してしまう可能性があります。

 

私は、冷蔵庫のお醤油をそのまま段ボールに敷き詰めて運搬してしまった経験があるのですが、ボトルの蓋が少し開いていたせいか、荷物が届いた時には、中身がこぼれ出して段ボールがびちょびちょに。

 

一つずつ汚れてしまった調味料を拭く作業が始まり、ただでさえ他の荷物の開梱で忙しいのにさらにやることが増えて、とても悲しくなりました。

 

そんな悲しい思いをしないように、調味料は、そのまま段ボールには詰めずに、蓋の締め忘れを確認し、個々に袋に入れるなどして梱包すると良いかもしれませんね。

 

冷蔵庫の中身の整理する時のポイント
  • 生鮮食品は二日前までに消費できる量だけ購入する
  • 調味料等の保存が効くものは、しっかりと梱包し、保冷バック等を利用して運搬する

    二つのことを事前に頭にいれて準備すれば、ばっちりです。

    電源を切り、冷蔵庫の掃除

    冷蔵庫の中身の整理が終わり、中身を全て取り出したら、次は電源を切り掃除をします。
    毎日、使用している冷蔵庫は、食べ物のカスや調味料が付着して固まっていたり、汚れが溜まっているのではないでしょうか。

     

    冷蔵庫の中身を全て取り出すと食べカスなどの汚れが目立ち、「うわっ汚すぎる」と思っちゃいますよね。
    私も「出来ることなら触りたくないし、当日に掃除すればいいか」と思ってしまいました。

     

    しかし、難しいかもしれませんが、そこをグッと我慢。引越し当日は、業者さんから連絡が来たり、忘れ物がないか確認したりと自分が思ってるより忙しく、心も身体も疲れてしまいます。

     

    そこで、引越し前日に冷蔵庫の掃除は終わらせておきましょう

     

    食べ物の残りカスをふき取り、付着している汚れをお湯やキッチン用洗剤、重曹等を使用して掃除してみると、あっという間にピカピカになりますよ。

     

    私は、引っ越し前日に汚い冷蔵庫を目の前にして、
    「掃除するのめんどくさいな。明日やろうかな」と一瞬考えたのですが、「明日野郎は馬鹿野郎だ」と思い立ち、前日に掃除を終わらせてしまいました。

     

    引越し当日になって、業者さんから連絡きたり、鍵の返却や引越しを手伝いに来てくれた友人たちに気を遣ったりと、疲労困憊。「冷蔵庫の掃除、前日にやっておいて良かった。」と心から思い、「昨日の自分ありがとう。」と昨日の自分を褒めて、とても誇らしい気持ちになりました。

     

    引っ越し当日は、自分が思っているより忙しく冷蔵庫を掃除する暇がないかもしれません。
    そこで、冷蔵庫の掃除は前日にしましょう。

    冷蔵庫の霜取り

    冷蔵庫を掃除したら、次に運搬時の水漏れを避けるため、霜取りを行いましょう。

     

    最近では、自動霜取り機能が搭載されている冷蔵庫がほとんどで、そのような冷蔵庫の場合、霜が付いていないので軽く拭く程度で大丈夫です。

     

    しかし、霜取り機能が付いていない直冷式冷蔵庫の場合、霜取りが必要です。

     

    巨大化した霜を目の前にして「どうやって溶かせばいいんだよ」と思いますよね。私も、巨大化した冷蔵庫を目の前にし、気が引けて「こんなに大きな霜、取れる気がしないよー」と心の底から嘆きました。

     

    そんな私が、一番確実に溶かせると感じた方法は、自然解凍です。

     

    まず、庫内の温度調節を「切」にし、電源プラグを抜きます。冷凍庫内の霜が薄い場合は、タオルをお湯で濡らし拭いていけば、少しずつ霜が溶けていきます。

     

    霜が厚い場合は、冷凍庫の扉を全開にし、吸収の良いタオルを冷凍庫内部と冷蔵庫下に敷き、自然に溶けるのを待ちましょう。数時間ごとに確認をし、ヘラなどで氷の隙間に挟み込み、剥がしていきましょう

     

    「え、自然解凍。時間かかりすぎでしょ」と思う方もいるのではないしょうか

     

    しかし、実は、一番確実な方法なんです。ドライヤーやピックなどを使用すると良いと書いているサイトもありますが、内部を傷つけてしまう為、あまりおすすめはできませんそして、作業しているうちに、手が冷たすぎて赤くなり、怪我する恐れもあります。

     

    私も、普段から霜取りするような几帳面な性格ではないので、霜が巨大化するまで放置してました。そして、いざ引っ越しの霜取りの時、巨大な霜を目の前にして焦り、無理やり剥がそうと試みたんです。

     

    しかし、どんなに無理やり剥がそうとしても、びくともしない霜。だんだん手も冷たく痛くなって来て、お湯で手を温めたりしましたが、手の痛みも限界を迎え途中で断念してしまいました。

     

    少し休憩してから剥がそうと思い、2時間程たった頃に、氷と冷蔵庫の間が溶けているのを発見。そこにヘラを入れると、巨大な霜がスルッと取れたのです。

     

    私は、霜が溶けた事の安堵感とともに、「最初から、自然に溶けるのを待っていればよかったー」と真っ赤になった手を見つめながら、後悔しました。

     

    巨大化してしまった霜取りは、自然解凍が一番良いです。そして溶かすまでに時間が掛かるので、前日にしておきましょう。霜が溶け切らないと運搬時の冷蔵庫の故障原因になります。

    冷蔵庫の水抜き

    冷蔵庫の前日に水抜きも出来たらしたほうがよいです。
    しかし「そもそも水抜きって何」「具体的にどういう作業なの」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

     

    私自身、水抜きの作業を知らずに、運搬してしまった為に、冷蔵庫が故障するまで、水抜きの作業を知りませんでした。(笑)

     

    水抜きとは?テキストが入ります。

    冷蔵庫には蒸発皿、水受けタンクという部品があり、
    そこに稼働中は水が溜まるので電源を切り、水を捨てる事です。

     

    水抜きの方法は、冷蔵庫の水受けトレイによって変わります。
    冷蔵庫の水受けトレイは、大きく分けて二つあります。

     

    一つ目は、水受け用のトレイ(蒸発皿)がついているタイプ、
    二つ目は、水受け用のタンクが備え付けられているタイプ

     

    一つ目の蒸発皿がついているタイプは、まず、蒸発皿の場所を確認しましょう。
    蒸発皿は、ほとんどの場合、冷蔵庫の底部分かモーター上についています。分からない時は、取扱説明書に記載を確認してみると良いですよ。

    この蒸発皿を取り出して、たまっている水を捨てるだけです。
    簡単ですよね。

     

    二つ目の水受け用のタンクが備え付けられている場合は、背面の水抜き用の穴から、水を抜きます。

     

    穴には、プラスチック製のねじ式の蓋が付けられているので、プラスドライバーなどで、蓋を外し、内蓋も突き破ります。すると空洞が出来るので、冷蔵庫を少し傾けて水を抜きます。
    この場合、少し力が必要となるので、女性の方は心配ですよね。

     

    安心してください。
    心配な場合は、引っ越し業者さんにお願いしてみましょう。水抜きを
    依頼している場合は、引っ越し業者さんが行ってくれます。

     

    私も、最近、冷蔵庫のサイズが大きくて自力で水抜き出来ず、引っ越し業者さんにお願いした事があるのですが、私が自力で動かなかったような冷蔵庫を、いとも簡単に傾けて、水抜きしてくれました。私は「引越し業者さんにお願いして良かったなー」と心から有難い気持ちになったんです。

     

    水抜きは前日に行うほうが忘れない為に良いですが、難しい場合は、当日、引っ越し業者さんにお願いしましょう

     

    冷蔵庫の電源入れるタイミング!設置から何時間後?

    搬入が終わり、冷蔵庫を設置してもらって、「冷蔵庫の電源ってすぐに入れて大丈夫なの」と、とても悩みますよね。私も、電源を入れるタイミングを間違っただけで故障なんてしたくないので、必死に答えを探した事があります。

     

    一昔前までは冷蔵庫内部の冷媒が安定するまで1時間あけてから電源をいれるのが一般的でしたが、最近はどうなのでしょうか。

     

    メーカー別で見てみましょう

    日立

    設置後、すぐに電源プラグを差し込んでいただいても問題ありません
    ※移動などで、電源プラグを抜いた後に挿し込む場合は、コンプレッサー保護のため、設置後10分以上経過してから電源プラグを挿し込んでください。

    日立お客様サポートより引用

    三菱

    現行機種では到着後すぐに電源を入れても問題ありません

    三菱電機公式HPより引用

    パナソニック

    設置後すぐにコンセントを入れても問題はありません

    冷蔵庫を移動させるために電源プラグを抜いた時は、すぐに電源プラグを差し込まず、約7分ほど待ってから、電源プラグを差してください。

    パナソニック公式HPより引用

    SHARP

    設置後すぐに電源プラグをコンセントへ差し込んでも大丈夫です。

    SHARPサポートより引用

    東芝

    据付後、すぐに電源を入れても(電源プラグを差し込んでも)大丈夫です。

    お手入れなどで一度電源プラグを抜いたときや、停電したとき、ヒューズ・ブレーカーが切れたときは、5分以上待ってから電源を入れてください。

    東芝ライフスタイル株式会社より引用

    各メーカごとに、冷蔵庫の電源をいれるタイミングをご紹介しました。
    各メーカーによって仕様が異なるんですね。

     

    しかし、おおまかにまとめると、電源プラグを一度抜いてから、すぐに電源を入れたい場合は、長くても10分時間を空ける必要がありますが、引越し時には、前日に冷蔵庫の電源を切っていますから、運搬完了後、すぐに電源を入れても問題ないといえるでしょう。

    まとめ

    引越し時の冷蔵庫の電源を切るタイミング、入れるタイミングって、いろいろな情報があり、判断に難しいですよね。

     

    そして、毎日、当たり前のように使用している冷蔵庫ですので、故障して使用出来なくなったら、毎日が不便です。また、新しく購入するにもお金が勿体ないので、タイミングを間違いたくはないものです。

     

    今回は、そうならない為にも、電源を切るタイミング、入れるタイミングをご紹介しました。

     

    引越し時電源を切るタイミング
    • 引越しが午前中の場合は、前日の夕方までににオフ
    • 引越しが午後の場合は、前日の夜中までにオフ
    引っ越し後、冷蔵庫の電源をいれるタイミング
    • すぐ入れても問題なし。
    • ただし、電源の抜いた直後に電源を再度入れる場合は、10分ほど時間をおく。
    前日までの冷蔵庫の準備
    • 冷蔵庫の中身の整理
    • 冷蔵庫の掃除と電源オフ
    • 霜取り
    • 水抜き

     

    冷蔵庫を無事に、旧居から新居に引越しでき、トラブルなく気持ちが良い新生活がスタート出来ること祈っていますね。