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今回の記事はPさんの投稿です。

 

引越しの当日ってなぜかすごくバタバタしませんか。

 

私も「次に引越しするときは、今回の反省を活かして絶対バタバタしないようにするぞ」と意気込んでいるのですが、引越しの度にバタバタしては後悔しています。

 

また、作業がスムーズに進まない中、子供がちょっかいをかけてきたり、後々やり忘れたことに気が付いたり、思うように進まないと「あーもう!」とついついイライラしてしまいますよね。

 

今回は、引越し当日にバタつかず、ストレスフリーで引越しが実現する退居前の掃除のコツや道具と、知っておくと便利な準備のコツを紹介していきたいと思います。

 

退去時の掃除はするべき?しなくてもいい?

考える男性

「そもそも退去する時って掃除はするべきなの」といった疑問は、みなさん意外と知らないものです。結論から言うと、退居時の掃除に関してはしておくのが基本です。

 

あなたが新しい家に引っ越すことを考えてみてください。新築ならもちろん綺麗ですが、賃貸アパート・マンションは前の入居者が居る可能性が高いです。

 

引越し先は綺麗な方が気持ち良いですよね。次の入居者さんも、気持ちは同じです。

 

ですから、次に入居する人のことを考えて掃除をしてあげてくださいね。

 

ちなみに知り合いのアパート経営者によると、掃除をしっかりしておけばクリーニング費用がそれほど掛からないため、退去時に保証金を多く返金できる場合があるそうです。

 

もちろん管理人さんや管理会社によって返金してくれるところと、そうでないところはありますが、掃除をすることでお金も返ってくるって凄くラッキーじゃないですか。
少し浮いたお金であなたの大好物を食べに行くことも出来ちゃうんです。

 

掃除の手順とコツ

掃除のコツSTEP

部屋の掃除をする上で注意してほしいのは、「こだわりすぎない」ことです。

 

実は私は結構な潔癖症でして、一度掃除をし始めると止まらない性格なんですよね。

 

そんな私が引越しをした時のエピソードなのですが、当日に業者へ依頼していた時間が夕方からだったので、「朝から掃除すれば余裕で間に合うだろう」と思い掃除を始めました。
しかし、色々な箇所が気になってしまい、掃除が終わったのは約束の時間の30分前だったのです。

 

業者の方を待たせることになってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。あなたは私のようなことにならないよう、効率よく旧居の掃除を進めてくださいね。

 

それでは、具体的な掃除方法についてみていきましょう。

掃除の5STEP

掃除の5STEP

STEP1. 窓を開けて換気をする

STEP2. 窓を拭く

STEP3. バスルーム・トイレ・キッチンなど水回りの掃除

STEP4. 天井・壁を拭く

STEP5. 床を掃除する

STEPの解説

STEP1.

一番最初に窓を開けて空気を入れ替えましょう。掃除をするとほこりが舞うので、窓を開けておかないと部屋の中がほこりだらけになってしまいます。

 

ほこりだらけの部屋で掃除をすると咳が出ますし、鼻もムズムズしてしまい辛いですよね。咳や鼻にばかり意識が集中し、本題の掃除が全然進まなくなってしまいます。窓を開けて気持ちの良い状態で掃除を始めましょう。

STEP2.

窓を開けたついでに、そのまま拭いてしまいましょう。新聞紙で窓を拭くと綺麗に拭けるので試してみてください。理由は掃除をするときのコツの部分で詳しく説明していきます。

STEP3.

続いて水回りの掃除です。この水回りの掃除が一番時間と手間が掛かり、めんどうなんです。水垢や黒カビはなかなか取れないので、ゴシゴシこすっている間に腕が疲れて大変ですよね。

 

そこで、水回りの掃除が簡単にできる方法をまとめてみました。

 

 

バスルームの掃除方法

バスルーム掃除は「バスルーム専用洗剤」を使って壁や床などに付着した黒カビ、垢を拭き取り、排水溝に溜まった髪の毛などもしっかり取りましょう。

トイレの掃除方法

トイレ掃除は「酸性の洗剤」を使い、トイレ専用ブラシで汚れを取り除いていきましょう。
酸性の洗剤を使用する理由は、トイレの汚れは「尿石」が原因とされており、尿石の成分がアルカリ性なので、反対の性質の酸性で中和されるということです。

キッチンの掃除方法

キッチンの掃除は「キッチン用洗剤」をシンクに吹きかけ暫く待ちます。その後固めのブラシでこすると綺麗に汚れが落ちるので、試してみてください。

STEP4.

天井・壁を掃除する場合は「フロアワイパー」などを使ってサッと楽して掃除してしまいましょう。なかなか取れない汚れに関しては、ウェットシートや水に浸した雑巾などで拭き取ってください。

STEP5.

床を掃除する場合も同様にフロアワイパーを使ってゴミを取っていきましょう。ここでポイントなのが、ドライシートを使うことです。

 

なぜなら、ウェットシートのような水分を多く含んでいるものを使ってしまうと
ほこりやゴミが床にこびりついて取りにくくなってしまうため、せっかく拭いたのにもう一度拭かなくてはいけません。「また拭くの…」と落ち込まないように、めんどうなことは一度で終わらせましょう。

 

次に掃除機を使って、フロアワイパーで取り切れなかったゴミをやっつけましょう。部屋の角や木目の隙間はゴミが取りにくいので、丁寧に取ってあげてくださいね。

 

最後に全体を軽く水拭きしてあげれば完成です。
掃除をするときは必ずゴム手袋などをして手を守ってください。洗剤で手が荒れたり、冬場の水仕事はかなりの重労働ですからね。

 

何回も言いますが、大切なのは「こだわりすぎないこと」です。部屋をピカピカにするのは退去後にクリーニング業者がやってくれるので、プロに任せましょう。

 

掃除をする時に意識する5つのコツ

IMPORTANT

次に掃除をするときのコツをお話していきます。

掃除をする5つのコツ
  1. 掃除をするときは「上から下に」
  2. 水回り掃除をする前に手や足を拭くものを忘れずに用意しよう
  3. 壁や床に傷がないかチェックする
  4. 何日かに分けて掃除をする
  5. 窓を拭くときは新聞紙がおすすめ

    掃除をするときは上から下に

    みなさんは既に知っているかと思いますが、ほこりは上から下に溜まっていくものです。床掃除をするときと同じように、二度手間にならないよう「高いところから低いところを掃除する」と効率的です。

    水回りの前に手足を拭くものを忘れずに

    例えばバスルームを掃除していて、水浸しになった足でそのまま部屋の床を歩いたらどうなると思いますか。

     

    せっかく掃除した床に水がつくことで、もう一度乾拭きする手間ができるだけでなく、滑って転倒しケガをしてしまう可能性もあり大変危険です。

     

    気持ち良く新生活をスタートさせるためにも、手足を拭くものは用意しておきましょう。

    壁や床の傷チェック

    掃除をするのと同時進行で壁や床の傷が無いかチェックしましょう。

     

    なぜかというと、退去前のチェックで床や壁に「元々無かった傷」が見つかると、修繕費用を追加で請求される場合があります。

     

    以前私が大家さんと一緒に旧居の最終確認をしていた時、床に家具を引きずったような大きい傷跡がありました。大家さんから「これは修繕するのに追加料金が必要ですね」と言われ、追加料金を請求されたことがあります。

     

    その傷は以前からついていたものだったので、私は入居前にスマホで撮った元々その場所にあった傷の写真を見せました。

     

    写真を見た大家さんは納得してくれたので私はホッと一安心し、修繕費を追加で払うこともなく無駄な出費を抑えることができ、無事に確認が終わりました。

     

    故意につけていない傷や、元々あった傷、経年劣化による傷は管理側が補修する責任があるので、退居立ち合いの際にきちんと説明できるように確認しておくと良いでしょう。

    何日かに分けて掃除をする

    なぜかというと、一日で全ての掃除を終わらせようとすると、どうしてもやり忘れや、確認不足が起きてしまうからです。

     

    例えば床を掃除し終えた気になっていても、部屋の隅においたゴミやほこりを捨て忘れたり、早く終わらせようと焦り、床や壁の傷チェックを適当にしまうことで見落してしまいます。

     

    掃除が終わり家に帰った後も、十分に確認していないため不安な気持ちで過ごすことになってしまいます。

     

    ですから、その日ごとにやるべきことを決め2~3日くらいに分けて掃除することで、確認作業もしっかり行うことができますし、ミスも格段に減りますね。

    窓を拭くときは新聞紙がおすすめ

    私の掃除に詳しい友人から「新聞紙で窓を拭くと良いよ」と教えてらったことがありました。「いやいや、新聞紙なんてすぐ破れるし、汚れも落ちないんじゃないの」と思いながらも半信半疑で実際に試してみたんです。

     

    すると友人の言った通り汚れは綺麗に取ることができ、破れることもなく掃除することができました。新聞紙のインク油で汚れが落ちやすいことと、布に比べて新聞紙の方が繊維が丈夫にできているため、破れにくいといった理由があります。

     

    新聞紙の掃除方法動画を貼っておくので、参考にしてみてくださいね。

     

    使い終わった新聞紙はごみ箱に捨てるだけで処分も簡単なので非常におすすめの方法です。

     

    あると便利な掃除道具

    微笑む女性

    掃除をするときに「この掃除道具買い忘れちゃった」「洗剤が残り少ない」なんて失敗はかなりの引越しあるあるです。

     

    日常生活で使うものならまだしも、普段使わない掃除道具はついつい買い忘れてしまうものですよね。

     

    「バタバタしているのに買いに行く時間がない」「しっかり確認しておけばよかった」と頭を抱えないために、「忘れがちだけどあると便利」な掃除道具を紹介していきます。

    害虫駆除剤

    新居に引越しする際、害虫の駆除は必ずしておきたいものです。

     

    害虫は見た目も気持ち悪いですし、あなたの大事なお子さんや家族がもし害虫に刺されたらと思うとゾッとしますよね。家族みんなが快適で安全に暮らすために、害虫駆除剤は忘れずに買っておきましょう。

     

    具体的な駆除剤の使い方を順番に説明していきます。

    殺虫剤の使い方

    STEP1.駆除剤を使用したい部屋にセットする

    STEP2. 駆除剤を噴出させて部屋を出る

    STEP3. 2~3時間外で待機し、部屋に入って窓を開ける

    上記の手順で使用し、時間が経った後部屋に戻りすぐに窓を開けましょう。
    害虫駆除剤は人の体に良くない成分が入っているので、換気は必須です。

    ナチュラルクリーニング洗剤

    「ナチュラルクリーニング」という言葉を聞いたことはありますか?


    ナチュラルクリーニングとは、合成洗剤を全く使わない「地球環境に優しい」掃除方法のことを言います。肌に触れても負担の少ない洗剤なので、万が一お子さんの手に触れても安心です。

     

    具体的に使うものは、

    ナチュラルクリーニング洗剤の種類
    • クエン酸
    • 重曹
    • 過炭酸ナトリウム
    • アルコール
    • セスキ炭酸ソーダ

      上記の5種類で掃除をしていきます。

       

      これらの洗剤を使って掃除をする方法が分かりやすくまとまっている動画があるので、そちらを参考にしてください。

       

      掃除をしながら地球環境にも配慮でき、健康にも負担が少ないことはとっても素敵だと思いませんか?あなたも是非ナチュラルクリーニングを試してみてください!

       

      まとめ

      まとめ

      今回は引越し前にしておく掃除の方法やコツについて紹介しました。

      掃除はとにかく大変でめんどうなものです。しかし、掃除をしっかりことをこの記事を読み終えたあなたなら、ばっちり理解していると思います。

      今回のまとめ
      • 退去時の掃除をしっかりすればトラブルがなくなり気持ちの良い引越しができる
      • 引越し前の掃除はこだわりすぎないこと
      • 掃除は何日かに分けて行う
      • 効率的な掃除方法を意識する
      • 掃除道具は忘れないよう事前に準備をしておく
      • 地球環境や周りの人に配慮した掃除を心掛ける

      以上を意識することで、今まで面倒だった掃除を楽しみながらできるようになりますし、家族からも周りの人からも尊敬されるような掃除の達人になることだって可能ですよ!

       

      紹介した方法の一つでも良いので、是非実践してみてくださいね。
      あなたの引越しや掃除が快適で安全なものになりますように。

       

      ここまで読んでいただき、ありがとうございました。